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⚠お取引前にプロフィールもお読み下さい■■大植物圖鑑(縮刷版)■■發行 昭和16年(1941年)【初版】著者 村越 三千男定價 四圓五十銭“植物学の父”としてあまりにも著名な牧野富太郎の、ライバルであったとされる村越三千男による植物図鑑です。当時、教師をしていた村越三千男は動植物学の教育水準の低さを懸念し、教師の職を辞したのち図鑑の製作に勤しみました。その際、既に名が売れていた牧野富太郎に校訂を以来したのをきっかけに、共に多くの図鑑を世に送りだすこととなります。しかし出版社の経営不振により、共同で作った『植物図鑑』(1908)の版権が北隆館に移った際、なぜか村越の名が消され、牧野だけの名で発行されるようになりました。この頃を境に、二人は袂を分かつこととなります。その後、大正14年に牧野は『日本植物図鑑』を、村越は『大植物図鑑』をほぼ同時に発売しました。これらは高い評価を得、追いつ追われつしながらお互いに再版を重ねていったことは後に彼らの研究者が両者をライバル関係にあったと見做す由縁であります。しかし、こうして競い合った2人ですが、その後、牧野富太郎の名だけが日本植物学界において不動のものとなり、村越三千男の名はその影に隠れてしまいました。この謎については多くの研究者が論文や書籍の中で言及しており、非常に興味深いので、関心のある方は参考にされるとよいかと思います。さて、こちらのお品ですが、牧野と競うようにして発行された『大植物図鑑』(1925)のコンパクト版として、昭和16年に出版された初版本です。状態は、シミやヤケ、背表紙の浮き、一部頁の外れなど80年という経年相応の劣化がみられます。しかし、内容については当時の専門家による折り紙つきですし、戦前に出版された初版本であること、当時評価されていながら現在その名があまり知られていないために稀少性が高いこと、さらにデザイン面からみても、濃いブラウンの装丁に箔押しの葡萄が施された背表紙が美しく、図鑑コレクターにお勧めの逸品です。戦前にうまれ、今日に残る貴重な資料です。この機会にいかがでしょうか?⚠状態については、画像をご参考になった上で、気になる点はコメントにてご確認下さい。#初版本 #村越三千男 #牧野富太郎#らんまん #大植物図鑑 #植物図鑑
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■■大植物圖鑑(縮刷版)■■
發行 昭和16年(1941年)【初版】
著者 村越 三千男
定價 四圓五十銭
“植物学の父”としてあまりにも著名な牧野富太郎の、ライバルであったとされる村越三千男による植物図鑑です。
当時、教師をしていた村越三千男は動植物学の教育水準の低さを懸念し、教師の職を辞したのち図鑑の製作に勤しみました。
その際、既に名が売れていた牧野富太郎に校訂を以来したのをきっかけに、共に多くの図鑑を世に送りだすこととなります。
しかし出版社の経営不振により、共同で作った『植物図鑑』(1908)の版権が北隆館に移った際、なぜか村越の名が消され、牧野だけの名で発行されるようになりました。
この頃を境に、二人は袂を分かつこととなります。
その後、大正14年に牧野は『日本植物図鑑』を、村越は『大植物図鑑』をほぼ同時に発売しました。
これらは高い評価を得、追いつ追われつしながらお互いに再版を重ねていったことは
後に彼らの研究者が両者をライバル関係にあったと見做す由縁であります。
しかし、こうして競い合った2人ですが、その後、牧野富太郎の名だけが日本植物学界において不動のものとなり、村越三千男の名はその影に隠れてしまいました。
この謎については多くの研究者が論文や書籍の中で言及しており、非常に興味深いので、関心のある方は参考にされるとよいかと思います。
さて、こちらのお品ですが、牧野と競うようにして発行された『大植物図鑑』(1925)のコンパクト版として、昭和16年に出版された初版本です。
状態は、シミやヤケ、背表紙の浮き、一部頁の外れなど80年という経年相応の劣化がみられます。
しかし、内容については当時の専門家による折り紙つきですし、戦前に出版された初版本であること、当時評価されていながら現在その名があまり知られていないために稀少性が高いこと、さらにデザイン面からみても、濃いブラウンの装丁に箔押しの葡萄が施された背表紙が美しく、図鑑コレクターにお勧めの逸品です。
戦前にうまれ、今日に残る貴重な資料です。この機会にいかがでしょうか?
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