ワインアドヴォケイト:93+ ポイント Rating 93+ Release Price NA Drink Date 2025 - 2040 Reviewed by Joe Czerwinski Issue Date 21st Jan 2022 Source January 2022 Week 3, The Wine Advocate The 2019 Cote Rotie La Landonne includes no Viognier. Vinified with 80% whole clusters, the free-run wine then matured in one 500-liter barrel, while the press wine went into a 225-liter barrel. It"s dark and meaty, very La Landonne in profile, with concentrated notes of black olives, espresso and dark toast on the nose, while the full-bodied palate is rich and velvety, turning firmly tannic and dusty on the finish. Hold it at least until 2025.
This was my first visit with the dynamic Xavier Gerard at his new cellars (completed in 2019) in Condrieu. The domaine"s cellars were formerly located part-way up the slope, under his father"s house, but the new facility offers considerably more space. All in, Gerard farms about six hectares, mainly in Condrieu and Cote Rotie, but with a small parcel in Saint Joseph and some IGP Viognier and VdF Gamay. Quantities are tiny, but the wines are available in the US through Neal Rosenthal, and the domaine is open to the public by appointment.
地元ワインショップに聞いた、北ローヌのライジングスター!
僅か600本生産のトップキュヴェ「ランドンヌ」!
コンドリュー村にワイナリーを構えるグザヴィエ・ジェラールは1980年にピエール・ジェラールによって設立された小さな家族経営のドメーヌである。2013年よりピエールの息子グザヴィエが二代目当主として指揮を執っているが、ドメーヌに参画したのは2004年から。オフシーズン毎に世界中のワイナリーを周って研鑽を積んだ彼は、オーストラリア、ニュージーランド、カリフォルニア、南アではかの有名はブーケンハーツでアシスタントワインメーカーを務め、一方国内でもアルザス、ブルゴーニュと各地で修業した。 約10年に及ぶ他ワイナリーでの経験を経て、満を持して2013VTのコート・ロティを初リリースするや否や、ワイン・アドヴォケイト誌で「傑出したワインを作る若い作り手」と称賛され、その後2015VTのコート・ロティでは、同誌から「ドメーヌ史上最も洗練されている」、デカンター誌の北ローヌパネルテイスティング(マスター・ソムリエやマスター・オブ・ワインがブラインドで行う)で最高得点のうちの一つである97点をたたき出した。これ以降、国際市場での人気に火が付き世界中で引っ張りだこ、各国アロケーションが少なく、欲しくても買えない人続出という状況が続いているライジングスターである。
「コート・ロティ ラ・ランドンヌ」は、コート・ロティの極上の区画であるランドンヌにあるわずか0.25haの畑。樹齢は37年で酸化鉄が多く混ざったマイカ・シスト土壌。完熟したブラック・カラントやラズベリーにリコリス、スモーク、フローラル、エキゾチック・スパイスののヒントがある複雑なアロマ。口に含むと果実の肉付きの良さや凝縮感を感じ、甘くスモーキーなカシスやブラックベリーのフレーバーが広がり、滑らかで調和のとれたタンニンが生み出すテクスチャーが楽しめる。素晴らしい余韻と長熟ポテンシャルを持つ、年産わずか2樽の非常に希少なワイン。
■テクニカル情報■
品種:シラー100%
畑:0.25ha、1区画、アンピュイ村、南東向き。樹齢:1981年植樹。樹齢約40年。
土壌:酸化鉄が多く混ざったマイカ・シスト(雲母片岩)
醸造:全房発酵80%、ブルゴーニュ産バリックで3年間(新樽33%)
Xavier Gerard Cote Rotie La Landonne
グザヴィエ・ジェラール コート・ロティ ラ・ランドンヌ
生産地:フランス ローヌ 北ローヌ
原産地呼称:AOC. COTE ROTIE
ぶどう品種:シラー 100%
味わい:赤ワイン 辛口 フルボディ
ワインアドヴォケイト:93+ ポイント
Rating 93+ Release Price NA Drink Date 2025 - 2040 Reviewed by Joe Czerwinski Issue Date 21st Jan 2022 Source January 2022 Week 3, The Wine Advocate
The 2019 Cote Rotie La Landonne includes no Viognier. Vinified with 80% whole clusters, the free-run wine then matured in one 500-liter barrel, while the press wine went into a 225-liter barrel. It"s dark and meaty, very La Landonne in profile, with concentrated notes of black olives, espresso and dark toast on the nose, while the full-bodied palate is rich and velvety, turning firmly tannic and dusty on the finish. Hold it at least until 2025.
This was my first visit with the dynamic Xavier Gerard at his new cellars (completed in 2019) in Condrieu. The domaine"s cellars were formerly located part-way up the slope, under his father"s house, but the new facility offers considerably more space. All in, Gerard farms about six hectares, mainly in Condrieu and Cote Rotie, but with a small parcel in Saint Joseph and some IGP Viognier and VdF Gamay. Quantities are tiny, but the wines are available in the US through Neal Rosenthal, and the domaine is open to the public by appointment.
Xavier Gerard / グザヴィエ・ジェラール
北ローヌのライジングスター!
父方の祖父、ピエール・ジェラールはガラス製品を作る技術士として働く傍ら、ジボール/Givorsのモンテ・デ・ソートリシアンに2haの土地を取得し、この小さな土地で混合農業を営んでいた。さくらんぼ、桃、洋ナシ、野菜などを育て、家禽を飼育し、そしてガメイ種を育てていた。4番目の息子であるグザヴィエの父フランソワ・ジェラルドが、ボーヌのヴィティコールを1972年に卒業しワインを天職としたのは、このガメイ種がきっかけとなっている。
当時、コート・ロティとコンドリューの近隣のブドウ畑の価値はあまり高くなく、古くからの生産者の中には若い後継者を見つけるのに苦労する者もいた。
1975年、フランソワはアンピュイでアプリコットの3倍の価値をコート・ロティに見いだし、この小さな地域の非常に優れた農業的ポテンシャルと、土地を整備してブドウを植樹する事の可能性を感じながら、ヴィダル・フルーリー/Vidal Fleuryとボンスリーヌ/Bonserineでワインを学び、1980年から1989年にかけて自分のコート・ロティの畑のほとんどを開墾し、果樹を残しつつ、1998年まで植え替えをしていった。コート・ロティのファースト・ビンテージは1980年で、モラール(コート・ブロンドの近く)とアンピュイ北部の区画のラ・ヴィアレール/la viall?re、ラ・ブロス/la brosse、ラ・ランドンヌ/la Landonneという4つの区画から作ったユニークなキュヴェだった。1984年にはコート・シャティヨンの土地を取得し、土地と同じ名のコンドリュー”コート・シャティヨン”のブドウを植樹、1987年に醸造所を建設した。そこを2018年まで使用したのち、新しい醸造所をコンドリューのルート・ド・リヨンに沿いに建設した。
グザヴィエはブルゴーニュでブドウ栽培を学んだ後、2004年に父をサポートするためにドメーヌに入り、その一方で、スイス、アルザス、オーストラリア、ニュージーランド、そして南アフリカで経験を積んでいった。
2006年、21歳の時にヴェラン/VerinにあるIGP コリンヌ・ローダニエンヌ/ IGP collines Rhodaniennes のヴィオニエ種が植えてある1区画を取得し、そこのブドウがドメーヌのヴィオニエをフレッシュでアロマティック、飲みやすくて心地よさを共有できるワインに到達させた。その後、≪ Condrieu l’Arbuel ≫のキュヴェを形成するコルブリ/Corbery、マルムーザン/Marmouzin、ルエル-ミディ/Rouelle-midiというリュディにも植樹し、2012年からは友人ジェラール・ヴィリャーノ/Gerard Villanoの引退を受けて、シャヴァネ/Chavanayのル・ブランチャード/Le Blanchardと呼ばれるリュディで、サン・ジョセフのシラーの古樹の1区画も切り盛りしている。そこは、このエリアの典型的なゴア(オレンジ色の花崗岩)の土壌で、表現力豊かな果実味とスパイシーさ持つワインを生み出す最も美しいテロワールの1つでもある。2013年以来、グザヴィエはドメーヌの先頭に立って、ドメーヌの伝統とテロワールを尊重して従事する事を心がけている。
地元ワインショップに聞いた、北ローヌのライジングスター!僅か600本生産のトップキュヴェ「ランドンヌ」!「コート・ロティ ラ・ランドンヌ」は、コート・ロティの極上の区画であるランドンヌにあるわずか0.25haの畑。樹齢は37年で酸化鉄が多く混ざったマイカ・シスト土壌。完熟したブラック・カラントやラズベリーにリコリス、スモーク、フローラル、エキゾチック・スパイスののヒントがある複雑なアロマ。口に含むと果実の肉付きの良さや凝縮感を感じ、甘くスモーキーなカシスやブラックベリーのフレーバーが広がり、滑らかで調和のとれたタンニンが生み出すテクスチャーが楽しめる。素晴らしい余韻と長熟ポテンシャルを持つ、年産わずか2樽の非常に希少なワイン。